エアラス(特種東海製紙)とヴァンヌーボV(ダイオーペーパープロダクツ)の違いとその特長

製品情報

ラフグロスの先駆け的銘柄『ヴァンヌーボV』。最近、その牙城に迫る勢いの『エアラス』。
この二つの銘柄、実際どう違うのでしょうか?

まず、ヴァンヌーボVですが、1994年1月に発売が開始されたダイオーペーパープロダクツが製造する、ラフな紙面でありながら、印刷部のグロス感も表現できるという相反する性質を持った特殊紙で、インキの盛り具合によって、ならめらかさ・奥行き感・立体感・光沢感を絶妙にコントロールすることができるのが最大の特長です。
ラフでラグジュアリーな風合いの印刷用紙を探している方なら、真っ先に候補にあげる紙です。
当社でも毎日のように出荷される特殊紙の一つですし、多くの印刷会社様が一度は印刷したことがある紙ではないでしょうか。

↑ヴァンヌーボVの印刷サンプルの画像なんですが(少しわかりにくくて申し訳ないのですが)、ラフなのに、このグロス感はさすがです!!

ヴァンヌーボV-FSの詳細はこちらをご覧ください。

次に、エアラスですが、2015年2月に発売が開始された特種東海製紙が製造する、嵩高でありながら、高度な印刷適性を両立させたこちらもラフな紙面で、グロス感を実現させた特殊紙になります。
こちらのエアラスは日本に一台しかないと言われている『カーテンコーター』という特殊な塗工方式で製造されています。
カーテンコーターは、紙面に上から塗工液を垂らすので、嵩高のフワッとした紙面の凹凸の隅々にムラなくそのまま塗工液を載せることが可能なのです。
そのため、ラフ感が失われず、まるで塗工してないかのような、ソフトな紙らしい肌ざわりを維持したままで、意外とさらっとした軽やかな風合いになってます。
ですが、均一な塗工層を形成している精緻な印刷面のため、光沢ある強いグロス感に加え、彩度の高い色の発色にも優れた特性も有しています。

↑エアラスの印刷サンプルの画像なんですが(少しわかりにくくて申し訳ないのですが)、グロス感はヴァンヌーボVに負けず劣らずですが、触った感じはヴァンヌーボVより柔らかい印象を受けます。

一見、この2銘柄は同じラフ・グロスの特殊紙として比較してしまいそうですが、はっきり言って全くの別物と言っていいと思います。
ラフでラグジュアリーな風合いのヴァンヌーボV。ソフトで軽やかな風合いのエアラス。用途によってこの2銘柄を使い分けて、ユーザーの求める印刷表現を追求して頂ければと思います。

エアラス(特種東海製紙)とヴァンヌーボV(ダイオーペーパープロダクツ)は当社で取り扱いしておりますので、 詳しくはお問い合わせください。
本ページの記載内容は、更新時点での情報になります。
最新の情報につきましては、メーカーHPをご確認頂くか、弊社までお問い合わせください。

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